サッカー界のオコエ瑠偉!高校サッカーに旋風を巻き起こす脅威の身体能力を持つ黒い肌の選手達。
第94回全国高校サッカー選手権大会もいよいよ大詰め!!ベスト4が出揃い佳境を迎えています。石川県代表の星稜高校VS福岡県代表の東福岡。青森県代表の青森山田VS東京A代表の國學院久我山が準決勝で対戦します。そんな中今回注目したのは「外国にルーツを持つ」選手達です。残念ながらここで紹介する選手たちのチームはすでに敗退していますが通常の日本人ではなし得ない脅威の身体能力で数々の素晴らしいプレーで全国大会までチームを牽引しました。そんな高校サッカー界の「オコエ瑠偉」たちをピックアップ!
桐光学園を牽引した2人の黒い肌を持つ男
桐光学園のエース、ジュビロ磐田への入団が内定しているFW小川航基が取り沙汰されますが、2人の黒い肌を持つ男達の存在も忘れてはなりません。
イサカ・ゼイン
桐光学園のサイドアタッカーとしてキレキレのドリブルとバネで相手DFを切り裂くタイプの選手です。ガーナ系にルーツを持つそうでその身体能力の高さの理由も納得してしまいます。Jリーグのクラブへの練習にも参加するほどの実力で今後、日本サッカー界に名を轟かす可能性も十分にあります。
タビナス・ジェファーソン
まだ2年生ということで来年また全国の舞台に戻ってくる可能性がありますし、まだまだ成長が期待できる選手です。
182cmの長身を生かし、相手チームのフィードを跳ね返す強力なヘディングや高い位置にポジションを取り正確なクロスを上げるのも持ち味。現在は左SBとして出場しているが、最高学年になる来シーズンはCBとしての起用も考えられる大型DFです。
小川航基ばかりが注目されますが、この2人も桐光学園の全国大会出場に大きく貢献したと言えます。
矢板中央、脅威のコンゴコンビ
森本ヒマン
187cmという高身長から繰り出される打点の高いヘディングは脅威でしかないです。怪我の影響で後半途中からの出場を余儀なくされた森本ヒマンでしたが、1回戦の大分戦では脅威の身体能力で同点ゴールを決めるなど今大会の衝撃としてニュースでも伝えられました。卒業後は関東大学サッカーの名門、駒澤大学への進学が決まっており、活躍しだいではプロへの道も十分可能性があるでしょう。
星キョーワァン
森本ヒマンとは父同士が知り合いで同じコンゴ共和国をルーツとして持つことから仲がよく同じ高校でサッカーをしようということになった星キョーワァン。
キャプテンとして矢板中央を牽引し、チームを全国サッカー選手権大会3大会連続出場を成し遂げました。やはり星も184cmと高身長で「矢板中央のツインタワー」としてセットプレーでは相手を恐怖に陥れる選手として恐れられました。
星も仲良く駒澤大学への進学が決まっています。大学サッカーでも成長を続けてほしいです。
歴代日本代表で外国にルーツを持つ選手
歴代の日本代表を思い返してみると「外国」にルーツを持つ選手は何人もいました。
節目節目の年代で日本人に帰化した選手や成人して日本国籍を選択したなど様々です。
与那城ジョージ、ラモス瑠偉、三都主アレサンドロ、田中マルクス闘莉王などの選手は日本代表として活躍しましたが、出身はブラジルです。
鹿島アントラーズのカイオもこの先輩らに続き、日本国籍を取得するという噂もあります。
オリンピック世代でも水戸ホーリーホック所属の鈴木武蔵(ルーツはジャマイカ)やジェフ千葉のオナイウ阿道(ルーツはナイジェリア)も黒い肌を持つ日本人です。
歴代の日本代表を見ると「ブラジル」から帰化した選手が多かったですが、今回ご紹介しました外国にルーツを持つ高校生は「アフリカ系」が多いです。
サッカー界も国際色豊かになり今後は日本人選手の中にも脅威の身体能力を持つ選手が出てくるかもしれないので要チェックです。
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トップ・アイキャッチ画像引用元:第94回全国高校サッカー選手権大会 栃木県代表 矢板中央高校 学校紹介 日テレオンデマンド