柏好文は日本代表に必要か!?サンフレッチェ広島のニューヒーロー
2015.12.2に行われたJリーグのCS決勝第一戦、サンフレッチェ広島VSガンバ大阪。大逆転の立役者となったのはもちろん柏好文でしょう。サンフレッチェ広島ではワイドのポジション、ウイングバックとして切れ味鋭いドリブルが魅力です。日本代表ハリルホジッチ監督ももちろんチェックしているはずですが、私はこの柏好文を日本代表に強く推薦します!仮に日本代表に入った場合はどのような使われ方をするのか考えてみます。
ヴァンフォーレ甲府で出会った城福監督が化けさせた
柏好文という選手を知らなかった方は多いかもしれませんが、山梨の強豪校、中田英寿も輩出した韮崎高校出身であり大学関東リーグの猛者、国士舘大学出身の選手です。
私も何回か学生時代の彼を見る機会がありましたが、ボールの扱いは非常にうまく「トップ下のテクニシャン」というイメージでした。
しかし彼の適正は「サイドアタッカー」であると見抜いたのはヴァンフォーレ甲府で指揮を取っていた城福監督でした。
この頃からプレースタイルを変え、現在の「ウイングバック」、「ドリブラー」というタイプの選手に変貌したと言えます。
サンフレッチェ広島と日本代表では布陣が異なる
もし仮にハリルホジッチ監督が柏好文を日本代表メンバーに入れるとするならばどのような使い方をするのか非常に興味深いです。
ただひとつ問題があるとするならば所属クラブのサンフレッチェ広島と日本代表では基本のフォーメーションが異なるという点でしょう。
サンフレッチェ広島は3バックを主体とする3-6-1。日本代表は4バックを主体とする4-4-2。
特にサイドにポジションを構える場合は3バックと4バックでは全く感覚が変わるはずです。
所属クラブであるサンフレッチェ広島でのパフォーマンスと同じくらいのものを日本代表でも発揮できるかはわかりません。
FWかサイドバックどちらが適正か?もしくは・・・。
現日本代表で考えられるポジションはサイドの高い位置(本田圭佑や宇佐美貴史のポジション)やサイドバック(長友佑都や酒井宏樹のポジション)でしょう。
大方の意見は「サイドの高い位置」と考える方もいると思いますが、個人的には「サイドバック」で勝負させても面白いんじゃないかと思います。
元々攻撃的な選手ですから守備の面で不安は残るでしょうが、そこはセンターバックとボランチなどカバーし、彼の持ち味である「ドリブル」でサイドを切り裂くのもありかなと・・・。
長友佑都にしろ酒井宏樹にしろ太田宏介にしろ「クロス」の精度や質を追求されがちで「ドリブル」で相手陣内を切り裂くタイプは少ないと思います。
ガンバ大阪のサイドバック、藤春廣輝、米倉恒貴などはスピードや運動量で勝負するタイプなので若干上記の選手たちとはタイプは違うかもしれませんが、柏好文のようなタイプのサイドバックは大きく化けるかもしれません。
もしくは「スーパーサブ」として彼をベンチに置いておくか・・・。
試合後半にスピードのあるドリブラーが投入されれば相手DFは非常に厄介に感じます。
これらの理由からハリルホジッチ監督に柏好文をお薦めします!!
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※トップ・アイキャッチ画像引用元:jleaguechannel 【明治安田CS 決勝 第1戦 G大阪vs広島】柏 好文(広島)の試合後インタビュー