セリエA第26節、ACミランVSナポリが行われ日本代表の本田圭佑が10試合連続となるスタメン出場を果たしました。(動画は前節ジェノア戦)2位ナポリ相手に1-1の引き分けに持ち込んだACミラン。本田圭佑の絶妙アシストでボナベントゥーラのゴールをアシストしチームの勝ち点1ゲットに貢献しました。低評価が続いていた本田圭佑の評価が一変し、イタリア国内での評価が上がった要因は一体何なのか!?
今シーズンはアシストが冴える
今シーズンの本田圭佑の際立っているプレーは「右サイドからのクロス」であることは明白です。アシストの記録自体は少ないですが、ミラン専門サイト『milannews.it』は「本田の左足から『虹』が生まれた」と高評価。
オランダのVVVフェンロやACミラン2年目、日本代表では「ゴール」を獲ることが彼の評価に繋がっていましたが、右サイドのアタッキングサードから繰り広げられるレインボークロスで再び株を上げられるかもしれません。
不屈のメンタリティ
一時はクラブ批判や放出要員の一番手とも噂された本田圭佑ですが、「ブレない」、「揺るがない」本田圭佑の強い気持ちが今シーズンは感じられます。
年齢的にもベテランに近づき始めていますし、たくさんの経験を経て精神的にも強くなったのでしょう。
中学時代にはG大阪Jr.ユースに所属しユースへの昇格ができず、苦い経験もしています。また北京五輪では3戦全敗、2014年ブラジルW杯ではグループリーグ敗退と数々の「失敗」を成功のための糧とし彼はいまだに成長し続けています。
「点取り屋」からの脱却。求められる「守備」
上にも書きましたが、以前所属していたオランダVVVや日本代表での役割はストライカー的な部分を求められていた本田圭佑。現在所属するACミランでも2年目には6ゴールとその得点能力に高い期待を寄せられていましたが、今シーズンはアシストとともに評価を上げているスタイルが「守備」です。
屈強なフィジカルを武器にボール奪取をする姿は守備的MFでも活躍できるのではと感じてしまうくらいのものです。
フォーメーションの変化から守備へのウェイトが大きくなった本田圭佑ですが、うまく対応し、「チームへの忠誠心」を見せることで周りの信頼もアップしています。
日本代表での役割は変化するのか!?
チーム事情やポジション変更、フォーメーションの変化に、自身の調子によってプレースタイルを変える本田圭佑。
2018年ロシアW杯アジア予選では5戦連続となるゴールを決めていて、その役割はまさに「ストライカー」です。
しかし所属先のACミランではゴールゲッターというよりアシストや守備でチームに貢献するプレースタイルですから、日本代表でハリルホジッチ監督が求めるスタイルを継続できるのかが焦点になると思います。
シーズンのほとんどを所属クラブで過ごすわけですから、代表で違うスタイルを求められるのって大変だと思います。
ポジションを下げ「ボランチ、本田圭佑」というコンバートも見てみたいと思うのは私だけでしょうか?
それにはまず、本田圭佑より得点力のあるストライカーが誕生しなければ不可能ですよね(笑)
出て来い!!ストライカー!!
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画像・アイキャッチ画像引用元:Il gol di Honda - Milan - Genoa - 2-1 - Giornata 25 - Serie A TIM 2015/16 SerieA TIMより