ユーロ2016、グループB展望注目選手はルーニー、ベイル、ハムシク(イングランド、ロシア、ウェールズ、スロバキア)
Slovenia 2-3 England (Euro16Q) | Goals & Highlights
共にイギリスのサッカー協会に所属するイングランドとウェールズが対戦する「バトル・オブ・ブリテン」が注目のユーロ2016グループB。ユーロやW杯を含めてもこれが初顔合わせとなる両者。イングランド、ウェールズ共にプレミアリーグでプレーする選手は多くお互いに特徴を熟知しているでしょう。ロシア、スロバキアは3番手、4番手扱いですが、大穴になる可能性は十分に秘めています。
本命イングランドの注目はウェイン・ルーニー
若手のハリー・ケインやジェイミー・ヴァーディーの台頭により若干影が薄くなりつつあるウェイン・ルーニーがイングランドにとってはポイントとなると考えます。
怪我などで調子を崩したものの4度目のイングランド最優秀選手賞も受賞しましたし、代表歴代最多得点記録も更新中です。
気になるのはポジション、起用法です。本来はセンターフォワードなのでしょうが、ハリー・ケイン、ジェイミー・ヴァーディーの調子が良い分、彼らをワントップないしツートップで起用し、ルーニーを「右サイド」や「トップ下」で使う可能性もあり得ます。
個人的にはフィニッシャーとしての能力はメッシやクリスティアーノ・ロナウドに次ぐ決定力を持っていると思うのですが・・・。彼をどのポジションで使うかが勝敗を分けるかもしれません。
ガレス・ベイル、ラムジーがウェールズを引っ張る
“Ganar una Champions es increíble, ganar dos no se puede describir con palabras”
— Real Madrid C. F. (@realmadrid) 2016年6月1日
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ウェールズと言えば「ライアン・ギグス」と言われるくらいウェールズにとって偉大な選手でしたが、それをも上回る活躍をしていると言われるのがレアル・マドリードのガレス・ベイルです。
規格外のスピード、パワーを持ち高い身体能力を誇るアタッカーです。トットナム時代は左サイドバックでしたが、今は完全にFWとなり攻撃的選手へ変貌しました。
またベイルだけではないのが今のウェールズの特徴です。アーセナルで活躍するラムジーを忘れてはなりません。
ベイルの決定力を高めるラストパスを送るのはこのラムジーでしょう。
卓越したパスセンスと広い視野でゲームを作る中盤のテクニシャンの出来がウェールズの運命を握っているでしょう。
大穴、ロシアとスロバキアの注目はハムシク
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— Official SSC Napoli (@sscnapoli) 2016年5月14日
ロシアがFIFAランキング27位、スロバキアがFIFAランキング32位と決して弱小国とは言えない両チームも侮れない存在です。
特にスロバキアのハムシクは最も注目するべき選手で中盤で攻守によってキーポイントとなる選手です。
ユーロの予選では無敵艦隊スペインから勝ち点3をもぎとり、見事な試合を演じました。
ゲームメイクはもちろんフィニッシャーとしての役割も担うハムシクの特徴は「ボールを預けてゴール前にダッシュ」これです。
中盤でタメを作り一旦ウイングにボールを預け、ゴール前に飛び込み点を取るという得意のパターンを持っています。セリエA、ナポリでも上位進出の立役者となっています。
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文中画像・アイキャッチ画像引用元:Slovenia 2-3 England (Euro16Q) | Goals & Highlights