ロシアW杯アジア最終予選の4試合が終了して日本代表は現在Bグループ3位。未だにプレーオフ圏内と苦境が続いています。解任も噂されているハリルホジッチ監督ですが、W杯に出場するには改革が必要です。そんな中、国内組GKの底上げに着手。10月17日~19日までGKのみの合宿を開催します。現代サッカーにおいて重要な役割を果たすGK。ハリルホジッチ監督はどんなGKを求めているのか!?初招集のシュミット・ダニエルについても言及します。
突如浮上したシュミット・ダニエル
今回のGK合宿招集メンバーは以下の通りです。
・東口順昭(ガンバ大阪)
・西川周作(浦和レッズ)
・林彰洋(サガン鳥栖)
・シュミット・ダニエル(松本山雅FC)
・櫛引政敏(鹿島アントラーズ)
・中村航輔(柏レイソル)
そう。注目は何と言っても「シュミット・ダニエル」でしょう。
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— 日本プロサッカー選手会・小林 (@kobayashi411) 2016年6月25日
なんか外国の人が入っちゃってますけど~!!と突っ込みたくなる名前ですが、アメリカ人の父と日本人の母の間に生まれたハーフです。日本代表になる資格あります。
現在J2で自動昇格圏内の2位につける松本山雅の守護神です。
サッカーファンの間では「とんでもねぇ、GKがいる」と噂にはなっていました。ロアッソ熊本在籍時にプレーを見たことがありますが、悪くはなった気がします。
彼の特徴はシュートストップはもちろん、「高身長ながら足元の技術も高い」という現代サッカーにおけるGKとしての資質を兼ね備えているところでしょう。
J2松本山雅のDF、元日本代表の田中隼磨も太鼓判を押しています。197cmと現在Jリーグでもっとも高身長のGKとしても有名です。
「足元の技術」と「守備範囲の広さ」が求められる
やはり現代サッカーにおけるGKに求められる資質としては、シュートストップは当たり前ですが、
・足元の技術
・広い守備範囲
などの以前では求められないことが当たり前のように求められています。
ドイツ代表、バイエルン・ミュンヘン所属のノイアーなどは現代サッカーにおけるGKとして一級品で、シュートストップ、ハイボールの処理、両足でのキック精度、ビルドアップの起点など様々な要素を兼ね備えています。
序列は簡単に変わらない。西川周作がファーストチョイス。
この現代サッカーにおけるGKの資質を日本代表GKに当てはめて序列を考えると、どうしてもファーストチョイスは浦和レッズの西川周作以外考えられないのが今の日本代表GK陣の現状ではないでしょうか?
新たにシュミット・ダニエルが入ったものの、選出の常連はG大阪、東口順昭やサガン鳥栖の林彰洋、リオ五輪組の櫛引政敏、中村航輔、フランスで出場機会の得られていない川島永嗣くらいで変わり映えの無いメンバー。
出場機会というところで考えたら試合に出ているのは西川周作、東口順昭、林彰洋、中村航輔、シュミット・ダニエルで櫛引政敏、川島永嗣は試合にも出ていません。
ルヴァン杯を制し、Jリーグでも2ndステージ、年間勝ち点首位の浦和レッズの守護神、西川周作が今のところ実績的にも総合的に日本代表の正GKと考えて良いでしょう。
彼を脅かす存在が現れるには、「海外組でレギュラーを確保するGK」を排出しなければなりません。
川島永嗣が出場機会を得られていない今、リオ五輪組やシュミット・ダニエルなどの若手GKがぜひ海外に移籍し、日本のGK陣のレベルアップに繋げていってほしいです。
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トップ・アイキャッチ画像引用元:スタジアムまでのアクセス URAWA REDS OFFICIAL TVより