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クロップが日本代表香川真司とドルトムントにもたらしたもの

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2015年4月15日、ボルシア・ドルトムントの監督であるユルゲン・クロップがチームを去ることを発表しました。クロップは2008-2009シーズンから7シーズンもの間、ドルトムントを率いてきました。今後の行き先が気になるところではありますが、この7シーズンで、クロップはドルトムントに何をもたらしたのでしょうか。

低迷が続くチームを上位に導く

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クロップが就任する以前のドルトムントは、2003-2004年シーズン以降低迷が続おり、ほぼ毎シーズン監督交代が行われている状態でした。クロップ就任後のドルトムントは、1年目こそ6位と当時の欧州カップ戦出場の枠に及びませんでしたが、翌年2009-2010シーズンに5位、さらに2010-2011年シーズンには日本代表香川真司の活躍もありリーグ優勝、さらに翌2011-2012シーズンにはリーグとDFBポカールの2冠を達成しました。

確立されたショートカウンター

「ゲーゲン・プレッシング」と言うワードをご存じの方も多いでしょう。クロップがチームに定着させた戦術として有名ですが、ボールを奪われた後のプレス、攻守の切り替え、ボール奪取後の攻撃への枚数などに重点を置き、その戦術的手腕も高く評価されていました。7年間で3つのタイトルを獲得できたのも、ブレることなくしっかりと戦術を確立させることができたからではないでしょうか。クロップ退団後、間違いなく新しいチームとなっていく中で、この戦術は少しでも形を残すのでしょうか。

指導力と人柄

クロップの元でブレイクした選手を見てみると、香川真司だけでなく、ネヴェン・スポディッチ、ケヴィン・グロスクロイツマリオ・ゲッツェなど多くの選手の才能を開花させています。特に香川真司は、2010-2011シーズンに加入後、すぐにスタメン起用され優勝の原動力となりました。彼の指導力なしに香川真司ドルトムントでの成功は無かったでしょう。まさに「恩師」と言える存在の一人ではないでしょうか。

クロップは2013年にはFIFAバロンドール最優秀監督の候補にまで挙がっていますが、惜しくもユップ・ハインケスに敗れて2位となっています。

ハイライトは欧州CL、バイエルンとの決勝

リーグ2連覇とポカール制覇を成し遂げた翌2012-2013シーズン、ついにチャンピオンズリーグでも準決勝でレアル・マドリーを破り、決勝に進出しました。決勝の相手は、ブンデスリーガにおいて大差で優勝を決められ、さらにはマリオ・ゲッツェの移籍も決定するなど、試合前からヒートアップしていた、バイエルン・ミュンヘンでした。

決勝に相応しく、白熱した試合となりましたが、結果的にドルトムントは1-2で敗れてしまい、ビッグイヤーには一歩届きませんでした。

しかし、クロップがドルトムントにもたらした3つのトロフィーを含め、ブンデスリーガだけでなく欧州の舞台でも戦えるチームにまで育て上げた功績は、非常に大きいものでしょう。

ドルトムントとクロップの今後

今シーズン、ドルトムントは一時は最下位に沈むなど序盤の苦戦がありながらも、後半の巻き返しによって、最後はなんとかEL出場争いを演じることができました。クロップ退任後の来シーズンはトゥヘル氏の就任が決まっています。どのようなチームになるのでしょうか。また、クロップはどのチームへ行くのでしょうか。プレミアか、リーガか・・・様々な憶測が飛び交っていますが、蓋を開けるまでわかりません。来シーズンが今から楽しみですね。


クロップ監督の派手なアクションを集めてみた / Jürgen Klopp's dynamic actions - YouTube

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引用画像:Tears for Klopp - Emotional Send-Off from the Dortmund Fans YouTubeより