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J1、1stステージ終了!今年から始まった2ステージ制のメリットは?

今年から2ステージ制へ以降したJ1リーグの1stステージは浦和の無敗優勝という形で幕を閉じました。浦和の昨年17節終了時は勝点36(11勝3敗3分)得点23失点10(得失点差+13)。それを5上回る勝点41の今年のペースは驚異的です。

一方、2位の東京は勝点35、3位の広島が34ですから決して追いかけるチームの成績が悪いわけではなく、浦和が突出しているのがわかります。昨年優勝のガンバ大阪のシーズン後半の勝点は39。昨年のガンバがパトリックの加入で成功したように、2ndステージへ向けて補強が成功すれば2ndステージの優勝はどのチームにもチャンスはあるでしょう。

浦和はあくまでCS1回戦への切符を手にしただけ

また今年からの2ステージ制は2004年までの2ステージ制とは異なり、「チャンピオンシップ(CS)1回戦(or 準決勝)」への切符を手に入れたに過ぎません。1stと2ndの両ステージ優勝チームと年間勝点2位3位の最大4チーム(重なった場合は最低2チーム)のトーナメント勝者が、年間勝点1位のチームと「チャンピオンシップ決勝」を戦い、年間王者を決定します。

浦和は2ndステージを全て負けたとしても、CS1回戦から全て勝てば年間王者です。逆に2ndステージも優勝し年間勝点1位になったとしても、年間勝点2位3位の勝者と対決するCS決勝で対戦して勝てなければ年間王者にはなれません。

CSはホーム&アウェイの2試合で行われます。2試合とも引分けの場合アウェイゴールルールが適用されますので、もし浦和がシーズン通して無敗で年間勝点1位、CSでも引分け2試合で無敗、でもCSのアウェイゴールルールで年間王者を逃す可能性もあるルールです。かなりレアなケースではありますが、ぶっちぎり年間勝点1位であってもCSの2試合で勝てなければ意味がありません。

浦和としては2ndステージの優勝を狙う必要はありませんが、年間勝点に重点を置いた戦いをしつつCSで戦うであろうライバルとの対戦が難しくなりそうです。

新2ステージ制のメリットを考えてみると

この2ステージ制にメリットはあるのか? を考えてみたいと思います。

各ステージの優勝争いとCSで3度盛り上がりを作るというのが一番の狙いとされてきました。今回1stステージの盛り上がりがあったかどうかは別にして、旧2ステージ制度では消化試合になっていた17節が消化試合にならなかったのはメリットだと思います。年間勝点争いがあるため、無駄にはできない1試合だったためです。

2ndステージも同様に消化試合が少なくなる可能性があります。仮にステージ優勝と年間勝点1位が最終節前に決まったとしても、2位3位争いが残ります。この争いが盛り上がるのはJ2の昇格プレーオフ(年間2位までが自動昇格、3位~6位で残り1枠を争う)を見ればわかる通り。

最終節まで優勝の可能性があるチームが2~3チームあるのが例年のJ1で、毎年最終節にドラマがありましたが、年間3位までに入る可能性のあるチームなら4~5チームにまで広がり、最終節まで厳しい戦いをする機会を作ったと言えるでしょう。

その後のCSでの一発勝負の厳しい戦いも含め、高いレベルでの戦いをする機会があることは選手にとっても良いことですし、高い注目の中での経験にもなると思います。

また昨年の17節までのデータと較べると総得点が375点(1試合平均2.45点)から407点(1試合平均2.66点)へと大きく増えているのが良い傾向と言えます。

わかりにくいシステムではあるが

非常にわかりにくく、場合によっては不可解な結果を生む可能性のあるシステムですが、盛り上がる可能性も秘めたシステムだと思います。1シーズン制に以降した初年度の2005年度は最終節時点で5チームに優勝の可能性のある状況で、ロスタイムに巻き起こったどんでん返しがドラマを呼びました。面白くなるかはシステムではなく神のいたずら次第かもしれません。

得点王争いでは

一方、得点王争いは1stステージ最終戦でガンバ大阪宇佐美貴史ハットトリックで13点とし単独トップに立ちました。日本代表で本田と約束した20得点はに超えたいでしょうし、それを大きく超えることを目標に2ndステージも量産が期待されます。

その宇佐美を鳥栖豊田陽平が1点差、川崎の大久保嘉人が2点差で追う展開。2人とも実績があり高いレベルでの得点王争いを繰り広げて欲しいと思います。

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トップ・アイキャッチ画像版権:jleaguechannel 2015Jリーグプレスカンファレンス】(G大阪、浦和、鹿島編)より