連日、日本代表監督が誰になるかということで色んな情報が飛び交っています。元デンマーク代表でヴィッセル神戸でも活躍したラウドルップの名前が挙がったり、元鹿島アントラーズのレオナルドの名前も挙がっていますが、ここ数日で最有力候補として出てきたのがイタリア人指揮官のスパレッティです。一体スパレッティとはどんな男なのか!?どんな風に日本を強くしていくのか!?検証してみましょう!
「ゼロトップ」再び!?トッティと本田圭佑を被らせる!?
スパレッティと言えばローマの監督というイメージが私にはあります。2005年に就任し優勝には手が届かなかったものの、3年連続2位という好成績を残しています。
その時に採用した戦術が「ゼロトップ」だったのです。本来トップ下やセカンドトップだったフランチェスコ・トッティをストライカーのポジションへ据え「偽9番」として最前線でプレーさせました。「背番号9」とはストライカーである純粋な点取り屋のフォワードが付ける番号です。ストライカーとして主戦場を置く選手ではない選手が配置されることで「偽」と言われています。
日本代表でもこの「ゼロトップ」、「偽9番」という戦術を使ったことがあります。2010年南アフリカワールドカップで岡田武史監督が本来ミッドフィルダーとしてのポジションを得意としている本田圭佑をトップとして配置し、ベスト16まで駒を進めました。
スパレッティが本田圭佑を同じように「ゼロトップ」で使うかはわかりませんが、面白いかもしれません。
ベテランも積極的に採用!長谷部誠、遠藤保仁の選出可能性
スパレッティはクラブでは育成にも定評がある一方で経験豊富なベテランを積極的に採用するというバランスが非常に良いという意見もあります。
アギーレ監督の場合は無理に「世代交代」を敢行しようとしたせいか、特に序盤は結果が出ませんでした。ベテランである長谷場誠、遠藤保仁らの力もうまく引き出す能力があると思われます。
監督選出が難航しているので一気に路線変更で日本人監督推しでも良いのではないでしょうか!?個人的には「コミュニケーション能力」が大事な監督業。決まる日が楽しみですね!