日本代表、スペイン代表に見る「ポゼッションサッカー」の終焉
W杯のグループリーグが終了。
日本代表は敗退。アジア勢も軒並み勝てず、4チーム全てが1勝もできないという事実。
ヨーロッパ、南米のレベルには達していないという証明になってしまいました。
何が違うのか、なぜ勝てないのか、理由はわかりません。
しかし!次世代への教訓になったのは間違いないでしょう!
「繋ぐ」、「ポゼッション率」を追及した結果
サッカーには「流行り」があります。
フォーメーションや戦術によりやり方は様々です。
以前は2トップが主流でしたが、最近は1トップが主流になったり、3バック中心だったのが4バックが主流になったりと数年ごとに移り変わりがあります。
ボランチというポジション等も以前は無かったらしいです。
ここ最近のわかりやすい流行はバルセロナ、スペイン代表を中心に世界を席巻してきた「ポゼッションサッカー」です。
パスを繋ぎ、相手にボールを取られない完璧なパスサッカー。
比較的身長は高くない、フィジカルに頼らない戦術。
スペイン代表、バルセロナのサッカーに日本は憧れを抱いていたという事実が敗退の原因かもしれません。
事実、前大会優勝のスペインは敗退し、バルセロナもチャンピオンズリーグでバイエルンミュンヘンに大敗を期しました。
ポッゼッションサッカーの終焉を迎え、新たな局面にサッカー界全体が動いているということのように感じました。
「個」の力を伸ばすこと
今後どんなことを考え、日本代表は成長すべきか。
それは「個」の力を伸ばすことだと思います。
以前から本田圭佑や香川真司は「個」の力の重要性を訴えてきました。
私自身もそれは非常に大事なことだと思います。
卵が先か鶏が先か・・・じゃないですけど、「組織力」が先か「個の技術」が先かということは永遠のテーマです。
ベスト16に残っているチームは絶対的な「個」の力を持っている選手が多いと思います。
ブラジルのネイマール、ドイツのミュラー、アルゼンチンのメッシをはじめ、コロンビアのハメス・ロドリゲス、ベルギーのエデン・アザール、オランダのロッペンなど数えればキリがないです。
日本も本田圭佑、香川真司、長友佑都のようにビッグクラブに移籍し、そこで活躍するような選手が増えないと成長はありません。
しかし、日本代表が後退しているとは思いません。
ミランやマンUに在籍することさえ、夢のような話でしたし、20年前は出ることすら夢だったW杯に今や5大会連続で出ていますしね!
本田圭佑、香川真司などにはとりあえずクラブで結果を残してほしいです!
頑張れ!日本代表!