こんにちは!クロコダイルです。10月28日に行われたドイツカップ、2回戦ザンクト・パウリVSドルトムントが行われ香川真司が1ゴール1アシストと久しぶりのゴールを決めました。ブンデスリーガ開幕戦以来のゴールで調子も上向きになっています。この勢いで日本代表でも活躍してほしいですね。ゴールは相手のミスからでしたが、キーパーとの一対一を冷静に決めきることは非常に大事だと思います。
香川真司と細貝萌のドイツ、キッカー誌の分析は!?
キッカー誌の分析によると、シュートが3本、アシスト性のパスも3本、タッチ数61、対人勝率43%、パス成功率79%、ゴール1ということでした。対人プレーの勝率が良くないのは体の小さい日本人選手の特徴かもしれません。どうしてもフィジカル面においてはハンデを背負わざるを得ないですが、そこは持ち前の小回りでのスピードある動きや、細かいタッチで掻い潜ってほしいところです。
注目すべきは同日に行われたヘルタ・ベルリン細貝萌の分析結果です。彼のタッチ数は121と香川真司の倍近くになっています。ボランチというポジション柄、ボールがこのポジションに集中するという意味合いもあると思います。アギーレジャパンでもアンカーというポジションで使われることが多い細貝萌。サイドバックが高い位置をとり、さらにセンターバックが外に開く場合、その間にアンカーが入り、ビルドアップする機会が増えます。細貝萌にはボール配給という側面でもドイツで成長してほしいです。
香川真司の良さを出すには「パス」でリズムを作る
香川真司に話は戻ります。彼のプレースタイルとして少なからず「ドリブラー」と印象を持つ人もいるでしょう。セレッソ大阪時代のプレーを見るとキレのあるドリブルで相手を抜いていき、ゴールにボールを流し込むようなイメージです。
しかし、注目され始めてからはなかなかマークが厳しくなり、思うようにドリブルをさせてもらえなかったと思います。その時に彼は「パス」でリズムを作ってきたように見受けられます。日本代表、特にザックジャパン時代は左サイドの長友佑都とのコンビネーション、トップ下の本田圭佑とのパス交換をダイレクトで行い、そういう時は自然と良いコンビネーションプレーが多いです。今回のザンクト・パウリ戦での香川真司のアシストは中盤からの良いリズムでのダイレクトパスが繋がってのゴールでした。ここから香川真司のリズムを再構築してほしいですね。