2018年FIFAロシアW杯のアジア2次予選、アフガニスタン代表戦(24日)とシリア代表戦(29日)が埼玉スタジアム2002で行われます。ハリルホジッチ監督はスコットランドリーグのダンディー・U所属の川島永嗣を9ヶ月ぶりに招集し、正GKが誰になるか注目が集まっています。そんな中スタメンでの起用を示唆したのがG大阪の東口順昭です。日本代表にコンスタントに選ばれているけれどもセカンドGK、サードGKの枠からなかなか脱却できない男に迫ります。
実はG大阪ジュニアユースの黄金世代の一人
東口順昭はデビューこそアルビレックス新潟でしたが、中学時代はG大阪のジュニアユースに所属していました。
86年~87年世代が中心ですが、この時のメンバーがすごい!!!!
ACミランの10番本田圭佑をはじめ、大宮アルディージャでキャプテンを務める家長昭博や名古屋グランパスに移籍した安田理大などが在籍していました。
この時のメンバー表が巨大掲示板で話題になっていますが、注目すべきは東口順昭の身長!!!!
現在は184cmとGKとしては普通ですが、中学生当時は167cmと普通だったのですね・・・。よくここまで身長が伸びたものです。
東口順昭の長所と短所
東口順昭のGKとして優れたポイントは「シュートストップ」と「ロングフィード」だと思います。
シュートストップに関してですが、近距離からのシュートへの反応や普通止められないだろ!っていうシュートを止めちゃいます。特に2シーズン前のG大阪が3冠を達成した際の影のMVPは東口順昭だと言われています。長谷川健太監督も事実上のMVPは東口だと認めている発言をTVでもしていますし、能力は高いことは間違いありません。
ロングフィードに関しては同じく日本代表に選出されている浦和レッズの西川周作が有名ですが、東口順昭も実は足元の技術には定評があります。ポゼッションを高めることを重視しているチームの場合はGKの足元の技術は注目すべきポイントでしょう。
短所は「怪我が多い」ことでしょうか。ことあるごとに骨折や靭帯断裂などを繰り返しているのでそこが弱味とも言えます。
絶対的守護神になるのは誰か?
今回の日本代表招集GKは4名。東口順昭(G大阪)、西川周作(浦和レッズ)、川島永嗣(ダンディー・U)、林彰洋(サガン鳥栖)となっております。
4人ともそれぞれでポジティブな要素、ネガティブな要素ありますけれども個人的には現状で一番バランスが取れているのは東口順昭だと思います。
西川周作はポゼッションでのミスが稀にありますし、林彰洋はメンタル的な問題も加味してまだ若さが目立ちます。川島永嗣も浪人期間があり試合勘に問題ありなど色々あります。
そんな中で所属チームのG大阪自体は前評判ほどJリーグの入りは良くないものの安定したプレーをしているのが東口順昭ではないでしょうか。今回の2連戦でチャンスをものにできればレギュラー定着も夢ではないでしょう。
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トップ・アイキャッチ画像引用元:東口がC大阪での2失点に悔しさ滲ませる ガンバストリーム公式チャンネル