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進化した香川真司。ドルトムントでの復活の理由。

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香川真司が止まりません。ブンデスリーガ、第15節ヴォルフスブルク戦では劇的な決勝ゴール、そして第16節フランクフルト戦では決勝アシストを記録するなど結果を残しています。ブンデスリーガの「アイドル選手権」でも決勝に残り、ハビエル・エルナンデスに惜しくも負けるも堂々の2位で人気の高さを証明しました。2010-11,2011-12シーズンでのブンデスリーガ制覇時に比べたらまだまだと思われるかもしれませんが、再び輝きを取り戻すための「変化」があったように思います。香川真司のプレースタイルの変化について考えます。

アタッカーとして魅せた欧州移籍1,2年目

香川真司の礎を築いた宮城県の「FCみやぎバルセロナ」というチームがあるのはご存知でしょうか?そこでは個の技術を磨く、「ドリブル」のテクニックを重きに置くチームで足元の技術はこの時に培われたと香川真司本人も発言しています。

C大阪ドルトムント2連覇時代は今より「ドリブル」が通用していたように思います。抜いて抜いて、相手を引き付けて引き付けて開いた隙間にシュート!という得点パターンが多かったのは確かです。

しかしマンチェスターユナイテッドに移籍し、彼のストロングポイントは失われ結果を残すことはできませんでした。

今まで無かった「球際」と「アシスト」のレベルアップ

香川真司が「進化」したというニュースや記事をたくさん見る機会が増えましたが、具体的に何が「進化」したのでしょう?

ひとつは「球際」です。

飛躍的にプレー強度を高める香川 ブンデス公式データが実証した球際での進化

数字で見ても明らかに一対一の勝率が高くなっています。サッカーはチームスポーツですが、一人一人の局面での成功がチームの勝利に繋がることは明確です。

もうひとつが「アシスト」

今シーズンすでに11アシストを記録しており、結果を残しています。トップ下というポジションからフォーメーションの関係から「インサイドハーフ」と役割が若干変わったことが影響しているかもしれませんが「フィニッシャー」という役割よりパスでリズムを作ったりというところが「進化」と呼ばれる所以でしょう。

その理由としてただ闇雲に「フィジカル」や「走力」、「パス精度」や「シュート精度」を鍛えているだけではないドルトムントの練習やハイテク技術を駆使した工夫が感じられます。

スタッツがわかる計測器機を体に取り付けたり、選手が一人でも練習できる機械を導入するなど多種多様な過去に囚われないドルトムントの姿勢が香川真司の調子の良さを引き出しているとも言えます。

日本代表での役割が明確ではない

ドルトムントと日本代表では中盤の3人の形が違います。ドルトムントは「逆三角形」の構成に対し、日本代表は「正三角形」の構成です。

ドルトムントではギュンドアンと攻撃的なインサイドハーフとして良い関係、良い距離でプレーできていますが、日本代表ですとダブルボランチで守備的なMFに人数が裂かれる分、香川真司一人のプレーゾーンが広くなる代わりに特にアジアだとマークが厳しくなっている印象を受けます。

日本代表で一時代を築いた以前のナンバー10の中村俊輔も「香川真司の役割が多過ぎる」とコメントしています。

中村俊輔「香川はやることが多すぎる」…日本代表・背番号10を生かすアドバイス

確かに「フィニッシャー」なのか「ゲームメイク」なのか「チャンスメーカー」なのかわかりにくい部分が代表における香川真司にはあります。

得点、フィニッシャーという部分は本田圭佑岡崎慎司宇佐美貴史に任せ個人的には今シーズンのドルトムントでのプレーのようにボールをキープせずにワンタッチでタッチ数を増加させ「リズム」を作り、アシストなどの「チャンスメイク」を主にやっていけばもっと結果が出ると思います。

今後の香川真司の飛躍に期待!!!!

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 トップ・アイキャッチ画像引用元:Borussia Dortmund Pressekonferenz: Ilkay Gündogan und Shinji Kagawa im Interview