将来の日本代表!?鳥栖の高卒ルーキー、鎌田大地に注目せよ!
今シーズンより、京都の東山高校から複数のJクラブのオファーの中から、J1の鳥栖に入団した大型MF鎌田大地をご存知でしょうか。身長180cmの長身ながらも、足元の確かな技術を持ち、広い視野と背筋がぴんと伸びた姿勢から、今の日本代表にはいないタイプのフィジカルが強くて決定的なパスを出せる日本を代表するゲームメーカー(司令塔)になる可能性を秘めている逸材です。
鮮烈なデビュー戦での劇的同点ゴール!
鎌田大地のデビュー戦は2015年5月10日の松本山雅戦でした。後半残り10分、0-1と負けている試合展開で、セントラルMFとして途中出場した鎌田。ピッチに入ると絶妙なポジショニングでボールを受け、細かいタッチで相手を翻弄しつつ、ショートパス、サイドチェンジでゲームの流れを鳥栖に引き寄せます。するとロスタイムに突入した直後、相手DFのクリアボールをダイレクトでボレーシュート。密集していたDFの間を抜け、ゴールに吸い込まれ、劇的なデビュー戦での同点ゴールを決めました。Jリーグ初出場にも関わらず、中盤の真ん中での堂々としたパス捌きだけにとどまらず、ロスタイムに難しいボレーシュートでゴールを決める強心臓。なぜ試合に出してくれないのかと森下監督に問いただし、一時間もの話し合いをするほどの物怖じしないメンタルは今後も、土壇場の場面で発揮されるでしょう。
広い視野で針の穴を通す、センスの塊のようなパス
デビュー戦となった松本との試合でゴールにこそ繋がらなかったが、鎌田大地が鳥栖のエース豊田陽平へ通したスルーパスに対して、スカパー解説者の玉乃氏が「センスの塊のようなパスだ!」と絶賛しています。
鎌田がスルーパスをだす時はDFに気づかれないように顔をパスを通したいコースにはあえて向けずに、自分の視野に味方が入るか入らないかくらいの顔の角度から柔らかい足首をくいっと返してパスを出すのでDFは予測できません。鎌田のスルーパスがゴールに結びついたのは鮮烈なデビュー戦の直後でした。デビュー戦の次節、名古屋グランパス戦でにて、0-0の膠着状態の中で残り5分に投入されました。するとロスタイム4分ほど経過した試合終了間際、カウンターで鎌田選手がボールを持ち、トラップで左に持ち出し左サイドにパスを出すと思いきや、中央を走っていたエース豊田へスルーパス。名古屋DFは意表をつかれたのか、バランスを崩し豊田へついていけず、GK楢崎が飛び出すも豊田が一対一を制し劇的な決勝ゴール。2戦連続で大仕事をやってのけた鎌田大地に対して、鳥栖の不動のエース豊田はヒーローインタビューで、鎌田大地は前を向いてボールを持てば決定的なパスを出せる選手なので信じて走りましたと称賛していました。
中田英寿の後継者?
今後、鳥栖でのポジションを掴み出場時間が増えれば、鎌田大地の名は日本だけでなく世界中にその名が知れ渡るかもしれません。中田英寿以来の、フィジカルが強くて、決定的なパスを出せる選手が日本代表にも必要なのは間違いありません。
鎌田大地がこの調子で活躍し続けることができれば、五輪代表だけでなくフル代表への飛び級もあり得るかもしれません。それくらい、彼のフィジカル、パスセンス、メンタルは18歳離れしていると思います。個人的にはフランス代表のポグバ選手のように、点も取れてゲームも作れる世界を代表するプレイメーカーになるのではと期待しています。この記事をご覧の皆さんも、鳥栖の大型新人、鎌田大地に注目してみてください!
【リーグ初出場】鎌田大地 タッチ集 サガン鳥栖2015 1st第11節 vs松本戦【初ゴール ...
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引用画像:【リーグ初出場】鎌田大地 タッチ集 サガン鳥栖2015 1st第11節 vs松本戦【初ゴール】YouTubeより