短期間で日本代表への改革を続け、他の監督との違いを見せているハリルホジッチ監督。遠藤保仁や大久保嘉人、中村憲剛などのベテラン組を尊重しつつもロシアW杯に向け若返り中心のメンバー選考となっています。2018年となると3年ありますが、その3年後にキャリアハイを迎えるだろう選手としてU22日本代表、いわゆるリオデジャネイロ五輪を目指す選手、湘南ベルマーレの遠藤航を推します。宇佐美貴史、武藤嘉紀などの近い世代が結果を出しフル代表に招集されていますが、遠藤航もフル代表に入るだけのポテンシャルは秘めています。今後、遠藤航がフル代表に入った場合どのような使われ方、ポジションとなるのか見てみましょう!
複数のポジションをこなせる逸材
遠藤航は所属クラブの湘南ベルマーレではDF登録ですが、U22日本代表では中盤の底、ボランチをこなすなどそのポリバレント性を活かし複数のポジションができる選手として重宝されています。
センターバックやサイドバックにボランチをこなすタイプの選手はジュビロ磐田の伊野波雅彦などが考えられます。伊野波雅彦はパッとしないと思われる方も多いと思いますが、ザッケローニ元日本代表監督や岡田武史元日本代表監督に重宝されて代表に呼ばれ続けていたのは複数のポジションをこなせたからです。
複数のポジションをこなせるという点では同じですが遠藤航と伊野波雅彦との違いは、遠藤航が「攻撃センス」も持ち合わせている点でしょう。湘南ベルマーレでオプション的に「トップ下」に位置するなどその攻撃力も買われています。
攻撃、守備、こんなにバランスが良い選手はいるか?
フル代表でもこんなに攻守のバランスが良い選手はいるでしょうか?ボランチをベースに考えるとフランクフルトの長谷部誠はボランチ以外にもサイドバックなどをこなしまし、G大阪の今野泰幸もボランチ以外にもセンターバック、サイドバックができます。攻守のバランスを取れる選手に間違いないですが、彼らは共に30歳を越えベテランの領域に入っていますので、ロシアW杯にコンディションが良いとは限りません。C大阪の山口蛍、サンフレッチェ広島の青山敏弘もボランチとしてハリルホジッチジャパンに招集されていますが、ポリバレント性は弱いと言えます。
そのような理由から年齢的にも若く、キャプテンシーを持つ遠藤航を育てるべきだと思います。
他のクラブからもオファーあり!将来はビッグクラブか!?
現在、湘南ベルマーレに所属している遠藤航ですがチームはJ1とJ2を行ったり来たりするようなチーム状態ですので、決して強豪とは言えません。
しかし個人の能力とチームの実力は決して同じではなく、時に個人の市場評価が上がることはあります。シーズン始まる前にはJ屈指の強豪と言われる浦和レッズが遠藤航の獲得に動いたと報じられ、他のチームも彼の実力を認めていることは間違いないです。
日本国内で年齢的には若いと言われても、世界的に見ればネイマールやオスカルなども同年代で10代から世界で活躍していますから、レベルを比べると成長は遅いくらいかもしれません。FWや攻撃的な選手より場合によっては海外で急激に伸びる可能性が私はあると思います。今後の遠藤航に注目です!
遠藤航 ゴール&アシスト集 Wataru Endo 湘南ベルマーレ - YouTube
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