クロコダイルのサッカー日本代表にもの申す!

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日本代表はなぜ「決定力不足」なのか?(UAE戦総括)

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ボールポゼッション率・・・。日本65.5%、UAE34.5%。シュート数・・・。日本31本、UAE3本。これだからサッカーは面白い。選手の勝ちたいという思いは確かに伝わってきたが、結果がものをいう勝負の世界ではPK戦でさえも負けは負けなのです。なぜ日本は勝てなかったのか?スタッツで圧倒しながら勝てない理由は?「決定力不足」はなぜ起こるのか?検証してみましょう。

 

現在の代表で一番決定力があるのは岡崎慎司

ブンデスリーガマインツで好調を維持し、ゴールを量産する岡崎慎司。彼は日本代表で歴代3位のゴール数を挙げています。疲れと怪我の影響もあってかUAE戦では岡崎慎司の途中交代をアギーレは選択しました。もちろん交代は豊田陽平。個人的には岡崎慎司の決定力を失ったことは非常にもったいなかったと思います。豊田陽平が良くないというより、岡崎慎司が「いない」ことがかなりマイナスだったということです。チャンスメーカーはたくさんいます。香川真司センターハーフとしてポジションを変えてからはアシストが増えたし、遠藤保仁柴崎岳らの縦パス、スルーパスはかなり効果的でした。しかしフィニッシャーがうまく機能しなかったということです。香川真司を替え、豊田陽平を投入という布陣の方が可能性があったのではないでしょうか!?豊田陽平岡崎慎司のツートップに右サイドに本田圭佑、左に武藤嘉紀柴崎岳長谷部誠センターハーフだったら・・・!「たら」、「れば」を言ったらキリがないですが・・・。

ミドルシュートが枠に入らない

以前から私が指摘していましたが、日本は遠目からのシュートを撃たなすぎです。日本はパスで崩して崩して、切り替えして切り替えして・・・さぁ!シュート!というパターンでないとゴールが奪えない傾向があります。よって相手はラインを下げ、ゴール前を固めてくる。引いた相手にどうゴールを奪うかは「ミドルシュート」をバンバン撃つべきです。そうすればあいてのDFも前に出始め、裏が空いてくる・・・。ヨーロッパ、南米の選手は日本人よりシュートレンジが明らかに広いです。少しでも隙間があれば狙ってきます。長友佑都酒井高徳もクロスを優先するばかりでカットインしてもシュートを撃たないのはシュートに自信が無いからでしょう。

日本は「スペイン」、「バルセロナ」に憧れを抱きすぎました。「ポゼッションサッカー」、「パスサッカー」に意識を置きすぎて「恐くないサッカー」を作ってしまった日本サッカー協会の責任は大きいです。ドイツの様な「不屈のゲルマン魂」的なアイデンティティを確立する必要があります。

日本サッカー協会の「宣言」

日本サッカー協会の「宣言」をご存知でしょうか?

JFA2005年宣言 ~DREAM 夢があるから強くなる~|JFA|日本サッカー協会

日本サッカー協会は2015年に世界のトップ10に入り、2050年にワールドカップで優勝すると宣言しているのです。どうでしょう?本気ですか?アジアのベスト8で良いのですか?世界のトップ10に入るということはアジアで優勝、準優勝しないとこの宣言は裏切られたことになります。高校サッカーのような「頑張ってた。お疲れ様。」なんて甘っちょろい話ではないのです。彼らは「プロ」。観客、視聴者、サポーターを喜ばせる、楽しませることが仕事。仕事してよ。仕事。


日本対uae戦 PK戦 ノーカット - YouTube

※最上部の画像とアイキャッチ画像はYouTubeより