日本代表VSオマーン代表スタメンは!?ボランチの選考から考えるハリルホジッチ監督の意図
ロシアW杯アジア最終予選のサウジアラビア代表戦が15日に行われます。その前哨戦として同じ中東の国、オマーン代表との戦いが本日行われます。サウジ戦に負けるといよいよ解任必至となるハリルホジッチ監督。オマーン代表戦は仮想サウジ戦となる大事な一戦。メンバー選考から考えるサウジアラビア代表戦への戦い方を考えます。
招集メンバー
オマーン代表戦、サウジアラビア代表戦における日本代表メンバーが決定しました。新しい招集メンバーで注目選手としてはG大阪、井手口陽介とケルンの大迫勇也、ヤングボーイズ久保裕也ではないでしょうか。
GK
1 川島永嗣(FCメス)
12 西川周作(浦和レッズ)
23 東口順昭(G大阪)
DF
2 丸山祐市(FC東京)
3 植田直通(鹿島アントラーズ)
5 長友佑都(インテル)
6 森重真人(FC東京)
19 酒井宏樹(マルセイユ)
20 槙野智章(浦和レッズ)
21 酒井高徳(ハンブルガーSV)
22 吉田麻也(サウサンプトン)
MF
7 永木亮太(鹿島アントラーズ)
10 香川真司(ドルトムント)
13 清武弘嗣(セビージャ)
14 小林祐希(ヘーレンフェーン)
16 山口蛍(C大阪)
17 長谷部誠(フランクフルト)
24 井手口陽介(G大阪)
FW
4 本田圭佑(ACミラン)
8 原口元気(ヘルタ・ベルリン)
9 岡崎慎司(レスター)
11 齋藤学(横浜F・マリノス)
15 大迫勇也(ケルン)
18 浅野拓磨(シュトゥットガルト)
25 久保裕也(ヤングボーイズ)
ボランチのメンバー選考からわかる「デュエル」への意識
今回、ボランチは4名の選出となっております。
守備的ミッドフィルダー、いわゆるボランチという一般名称がありますが、タイプは様々です。
下の過去記事にボランチのタイプ別の相性などを記載しましたのでぜひご覧下さい。
個人的な考え方としてはボランチは「守備的タイプ」、「攻撃的タイプ(パサー)」、「バランサータイプ」の3つに分かれると思います。
今回の招集メンバーでは特に「攻撃的タイプ、パサータイプ」のボランチの選出がないことが注目すべき点です。
今までは浦和レッズの柏木陽介や川崎フロンターレの中村憲剛、大島僚太や日本代表を長年牽引してきたG大阪の遠藤保仁などの中盤の底から長短のパスでゲームを組み立てるレジスタタイプの選手が必ず選出されていました。
この選出基準を見る限りではやはり「デュエル」、いわゆる一対一での攻防をハリルホジッチ監督が意識していることが分かります。
井手口陽介や永木亮太が選出されている理由としてはボールを奪取する力、攻撃から守備への切り替える能力を高く評価しているからでしょう。
オマーン代表戦は新戦力中心でサウジ代表戦に照準を合わせる。
オマーン代表戦では新戦力や久しぶりに招集されている選手を起用すると報道されています。気になるスタメン予想は以下の通りです。
GK
DF
24 井手口陽介(ガンバ大阪)⇒(実際は16 山口蛍)
FW
15 大迫勇也(ケルン)
もしかしたら4-4-2のオプションを試すのではないかと予想します。(後半から試した。)長友佑都や香川真司などの長年代表に名を連ねた選手で所属クラブで出場機会に恵まれていなかったり、調子の悪い選手でもオマーン戦は出場させると思います。さらには井手口陽介、永木亮太、久保裕也、大迫勇也などの新戦力との融合、相性をチェックする場でもあるでしょう。
ハリルホジッチ監督はアルジェリア代表監督としてブラジルW杯ではベスト16までチームを勝ち上がらせました。その際の戦術としては様々なフォーメーションで攻守ともに幅を持たせ、まるでカメレオンのように陣形が変化していく良いポイントがあったはずです。
ぜひとも、良いときのハリルホジッチ監督を取り戻し、オマーン代表戦、サウジアラビア代表戦共に連勝でロシアW杯アジア最終予選Bグループ2位以上に食い込んで欲しいものです。
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トップ・アイキャッチ画像引用元:【日本代表合宿】11/6 井手口陽介インタビュー