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岡崎慎司の「オフザボール」での動きと「一生ダイビングヘッド」

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日本の歴代ストライカー、釜本邦茂三浦知良に次ぐ43ゴールを記録し、所属しているドイツ、ブンデスリーガマインツでも2シーズン連続で2桁ゴールを挙げている岡崎慎司。今シーズンは12得点と及第点ではないでしょうか。本田圭佑香川真司に比べると足元での技術は劣りますが彼が、なぜゴールを決め続けることができるのか多くの人が疑問に思うところです。そんな岡崎慎司を突き詰めます!

ボールを持っていない時の動き(オフザボール)

サッカーというスポーツは試合時間90分のうち、平均して1選手あたり95%の時間はボールを持つことができないと言われています。ボールに触れることができる時間はわずか数分のみです。従って、ボールをもっていないオフザボールあるいはフリーランニングでの動きが非常に重要になってきます。岡崎慎司の場合、このボールを持っていない動きが抜群にうまく、無尽蔵のスタミナで何度も動きなおしをするので、よりゴールに結びつくポジションニングをとることができています。

ブンデスリーガのトラッキングシステムによると岡崎慎司の1試合の平均走行距離は約12kmとリーグでも屈指です。また走行距離だけでなくスプリント回数も岡崎はリーグ屈指の数字です。ちなみにJリーグで2年連続得点王の川崎フロンターレ大久保嘉人の走行距離は直近の試合(2015年5月23日 VS鳥栖)で9.8kmでした。

裏への抜け出しと相手DFの前にでるタイミング

とくにうまいのがディフェンスの背後をとる裏への抜け出しです。

岡崎慎司の場合、裏のスペースを瞬時に把握する空間把握能力が高いので、対峙しているDFより一瞬早く動くことができ、やばいと思った時にはすでに岡崎慎司はDFの裏を取りスルーパスを受け、ゴールを奪うことができます。

さらに岡崎慎司はサッカー偏差値が非常に高く何度も何度も動きなおしをし、ボール保持者がどのようなボールの持ち方をしているのか、DFのプレッシャーがボール保持者に対して強いのか弱いのかをみながら微妙にポジションを修正するので、ここしかないというクロスやパスに合わせることができ得点に結びついています。

また裏への動き出しだけではなく、DFの前に入り込みクロスに合わせて得点するという場面も非常に多く、DFは裏(後ろ)も警戒しつつ、前にも入られないようにするのは相当難しい作業なのは想像できるかと思います。

一生ダイビングヘッド

岡崎慎司の代名詞でもあるダイビングヘッドの技術は世界でもトップクラスです。前回のブラジルW杯のコロンビア戦で決めた同点ゴールは岡崎慎司だけにしか決められないゴールでした。


【FIFA ワールドカップ 2014】日本 vs コロンビア 岡崎慎司の同点ゴール!!! - YouTube

ダイビングヘッドというのは生まれ持った能力ではなく、岡崎慎司の努力の賜物です。小学校からダイビングヘッドの練習をし続けてきた岡崎慎司にしかできない武器です。彼の場合、普通は頭に当てるだけでも難しいダイビングヘッドを数段階昇華させ、ゴールキーパーの位置を意識しながら、なおかつ首をひねりクロスが来た逆方向のファーポストに流すこともできるのでゴールキーパーも左右どちらに来るのか予測ができません。

無駄を惜しまず走り回り、守備ももちろんですが、ポジションを修正しながら相手の裏へ前へ何度も何度も動きだす岡崎慎司はDFにとっては驚異でしかありません。さらにダイビングヘッドという飛び道具を持つ岡崎慎司のゴール数はこれからも順調に増えていくでしょう。是非ともこの調子で、まずは日本代表をW杯本大会へ導いて欲しいですね。


岡崎慎司ゴール!ワールドクラスのポジショニングふたたび!ハンブルガーVSマインツ 12月 ...

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引用画像:JFATV 【ワールドカップ予選】10/7 岡崎慎司インタビューより