ベテラン起用を考える!日本代表メンバーのキャリアハイとは?
ロシアW杯アジア予選が6月から始まりますが、ハリルホジッチ監督はどのようなメンバーを選ぶのでしょうか?最初のメンバー選考で遠藤保仁を外し、ベテランの起用に慎重な姿勢を見せたハリルホジッチ監督。年齢的なことを考えると30代中盤の選手はたしかに走力、フィジカル的な側面は衰えてくるかもしれません。しかしあらゆる経験やチームにおいてのリーダー的な役割が有益だと考えるとメンバー入りも考えられます。ベテランの選手のありかたを日本代表メンバー選考に重ねて見てみましょう。
フィジカル的、肉体的なピークはいつか?
サッカーは体がぶつかり合うコンタクトスポーツですし、常に走っていなければならないスポーツなのでフィジカル的な要素を度外視できないものです。
通常考えるとやはりフィジカル的な成長のピークは20代でしょう。20代後半になるとさらに成熟さが増し、安定感も出てきます。日本代表のメンバーでもやはり20代中盤~後半の選手が多く選出されています。本田圭佑、長友佑都、香川真司、内田篤人、吉田麻也などの主力メンバーはフィジカル的、肉体的にはピークの時期を迎えつつあるのかもしれません。
肉体的な衰えと試合結果は人によって違う
もちろんフィジカル的な要素は大事ですが、それだけで試合の結果、個人のパフォーマンスを判断できないのがサッカーの面白いところです。
10代で花咲く選手もいれば、30代の遅咲きもいます。特に30代に結果を出す選手はこれまでの「経験」がありますから、肉体的な衰えを補える引き出しの多さがあるということでしょう。さらに考えるのならチームの方針がマッチしたのがたまたま30代だったということも考えられます。
川﨑フロンターレの大久保嘉人やサガン鳥栖の豊田陽平などはそういうタイプでしょう。若い頃からもちろん注目されていた選手ではありますが、20代後半~30代でチームの戦略や周りの選手に活かされて得点をコンスタントに取れるようになった印象です。
W杯は23名。全員が出るかはわからない。
サッカーの場合、スタメンは11名ですが、もちろん控えもいます。W杯の登録メンバーは基本的に23名で背番号もこの範囲で振り分けられます。
しかし全員が出場できるかはわかりません。実際に記憶しているところだと、2006年ドイツW杯では遠藤保仁はメンバーに選出されましたがフィールドプレイヤーで唯一試合に出られなかったと思います。試合の流れやジーコの考えにそぐわなかったのでしょう。
トレーニングパートナーや雑多な細かい仕事(給水やタオルを渡すことなど)もメンバー入りした場合は大事かもしれないですが、選手として試合に出られないことは悔しいでしょう。
遠藤保仁を2006年当時にどのような計算でメンバー入りさせたかはわかりませんが、もし試合に出る可能性が低い選手がいるとすれば、私はベテランのような「精神的支柱」をメンバー入りさせても良いと思います。
特にGKは毎試合変わることはまれですので、2010年南アフリカW杯のように川口能活のようなリーダー的、メンタル的支柱、経験豊富なGKを1人入れることを考えてみてはどうでしょうか?
もしくはGK枠の3人を減らし、フィールドプレイヤーを1人入れたり・・・。ハリルホジッチのメンバー発表で「FW・・・カズ・・・。ミウラ・カズヨシ!」なんていうことになったらカズ信者は狂喜乱舞するでしょう(笑)
【日本代表inオーストラリア】 1/5 トレーニング - YouTube
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引用画像:YouTubeより