CL4強から学ぶ攻撃力、日本代表の行く末
チャンピオンズリーグのベスト8セカンドレグが行われ、バイエルン・ミュンヘンVSポルトは逆転の末、バイエルン・ミュンヘンが準決勝への駒を進めました。ファーストレグを1-3で落としていたバイエルン・ミュンヘンはこの逆転劇に大喜びし、グアルディオラ監督のスーツのズボンが破けるハプニングも発生。この不屈のゲルマン魂とグアルディオラ流スペインサッカーがうまく噛み合っている印象を受けるバイエルン・ミュンヘン。ドイツは現W杯王者でもありますし、日本代表も学ぶ部分も多いと思います。バイエルン・ミュンヘン以外にもレアル・マドリード、バルセロナ、ユベントスが4強進出。CL4強のオフェンスに焦点を合わせ日本代表の今後について検証していきます。
バイエルンの選手層の厚さは健在
バイエルン・ミュンヘンのメンバーを見ると各国の代表の中心選手が名を連ねています。その中でもフランス代表リベリー、オランダ代表ロッペンは絶対的な選手として誰もが認めるところですが、この二人は残念ながら欠場でした。
日本代表でいうと本田圭祐と香川真司が両方いないことよりも重大かもしれません。その穴を埋めると言ったら出場した選手に申し訳ないですが、ドイツ代表マリオ・ゲッツェ、同代表トーマス・ミュラーがシャドー気味に入ってのスタメンでした。結果は6-1と圧倒的。エース格、将棋でいう「飛車」、「角」の役目をする選手がいない時のオプションや代役が常にいるということは戦力的に整っているということです。もちろんゲッツェ、ミュラーもリベリー、ロッペンと同レベルと考えても良いかもしれませんが、層の厚さを非常に感じます。
ハビエル・エルナンデス「ジョーカーの仕事」
レアル・マドリードはアトレティコ・マドリード相手に終了間際のゴールで2戦合計、1-0で4強進出を決めました。
レアルの今回のヒーローはメキシコ代表のハビエル・エルナンデスです。彼はFWですが、ベンゼマ、クリスティアーノ・ロナウド、ガレス・ベイルの影に隠れ普段は控えに甘んじていますが、他の選手の怪我などの影響で出場機会を得ました。いざ試合に出ると結果を残す、「スーパーサブ」、「ジョーカー」的な存在になりつつあります。
日本代表でもレギュラーと呼ばれる選手以外にもサブ組、控えが結果を残す、一発で状況を変えられるような選手が必要かもしれません。
ネイマール好調のバルサ、イタリア王者の誇りユベントス
ネイマールの2得点でパリ・サンジェルマンを沈めたバルセロナ。メッシ、スアレスとの超強力3トップは見ていて面白いです。連携が高まってきてさらに攻撃力が増しています。
4強を見るとドイツ勢、スペイン勢、イタリア勢という顔ぶれになりましたが、注目はイタリア勢唯一、12年ぶりに4強に進出したユベントスです。セリエAのレベルは年々下がっているという見方もありますが、ユベントスに関してはテベスやポグバ、ピルロなど個の能力で見たら欧州でも上位です。
特にテベスの得点能力は光っており、決定的な仕事ができる選手の一人となっています。
得点能力となると日本代表の岡崎慎司が今のところ光っていますが、ブンデスリーガで10得点以上記録するような選手にまで成長しています。欧州リーグで得点王になるくらいの日本人選手が出てくるくらい絶対的な選手が出てくれば日本サッカーの未来も開けてくるでしょう。
ゴールハイライト バイエルンVSポルト 14-15CL準々決勝セカンドレグ - YouTube
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