柴崎岳は遠藤保仁を超えられるか!?
ハリルホジッチ監督になってからチュニジア代表とウズベキスタン代表に勝ち、素晴らしいスタートを切ったと言っても良いでしょう。ハリルホジッチ監督は2018年ロシアW杯に照準を合わせる意味でベテランの遠藤保仁を外す決断をしました。ロシアW杯に向けて積極的に若手を使っていく方針を打ち出しましたが、そうなると3年後にキャリアハイとなるような年齢の選手が注目の的です。そこで背番号7を継承したのは柴崎岳です。彼の日本代表での役割と今後の課題について迫ります。
適性は「レジスタ」か?
柴崎岳と言えば中盤ですが、トップ下もボランチもできます。基本はボランチで司令塔的な役割を果たす「レジスタ」の存在になりつつあります。ユベントスで言うピルロやバルセロナのシャビのような存在です。攻撃の起点となる「配球」を行うには彼のような視野の広さを持つ選手が必要です。柴崎岳以外に適任となると名古屋グランパスの田口泰士や川崎フロンターレの大島僚太あたりになるでしょうか。若手レジスタ候補は数人いますが、「ここぞ!」というときに前線へ上がって点を取れる選手と考えるとJリーグでも1,2を争うのは柴崎岳だと思います。ハリルホジッチ監督には彼にチームのリーダーとなるような成長戦略を作ってもらいたいです。
柴崎岳の相棒は誰が良いのか?
ダブルボランチで日本代表のフォーメーションを組む場合はもちろんボランチは2人必要です。レジスタ的な役割を担う柴崎岳の相棒はフィジカル的に優れ、セカンドボールを奪取できる選手が良いと思います。いわゆる「大型ボランチ」です。若くてフィジカル的に恵まれている選手で思い当たるのは川崎フロンターレの谷口彰悟、湘南ベルマーレの遠藤航あたりがオススメです。良い相棒に恵まれることも柴崎岳が成功する要素の一つでしょう。
世界レベルの「個」を感じてほしい
柴崎岳のプロのキャリアが始まってから鹿島アントラーズ一筋です。若手でありながらキャプテンマークを巻くほどの逸材です。鹿島アントラーズが簡単に手放すかはわかりませんが、彼には海外で活躍してほしいと思います。
日本代表が去年ブラジルに大敗しましたが、その時、柴崎岳は失点に繋がるミスを犯しました。その時の悔しさは残っているはずです。ネイマールやオスカル、チアゴ・シウバ、マルセロなどの世界トップクラスの「個」の力を感じているはずですから、そのような選手と毎日凌ぎを削る練習ができる環境を与えればもっと伸びると思います。柴崎岳の場合は意識も高いですし、フィジカル的、メンタル的、テクニック的な全体の急激なレベルアップが見込めます。
今後、日本代表が世界基準に近づくためには柴崎岳の動向がポイントとなってくるでしょう!
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画像:YouTubeより